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KINOKOlogy 〈 聖書の分かち合い〉

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年間第14主日(C) - 2019/7/6-2019/7/12

2019/07/06 (Sat) 10:26:08

こんにちは

ご訪問ありがとうございます
聖書を読んでも
何も思い浮かばないということもあります。
日曜日ミサのお説教を聞いてなるほどな~と
納得することは大切です。
ではどうして聖書の分かち合いなどするのか?
と思う方もおられるでしょう。
信仰の歩みは人それぞれ違います。
完璧に悟ることは誰にとっても先の
話ではないでしょうか。
信仰生活は教会と共に、そして兄弟姉妹と共に
歩いて行く旅ですよね。
頭で理解できたことを現実生活の中で
実感していきながら旅を続けます。
ですから、
それぞれの歩みの違いを認めながら、
互いに温かく見守りながら、
自分の心の中にあることを分かち合うことは
独りではない、共に歩いているのだとわかり、
信仰の歩みの支えの一つとなるのではないかと
思います。
どんなことでも、今週の聖書にちなんで、
心の中に浮かんだこと、思ったこと、
体験したこと、など分かち合いをお待ちしています

今週の投稿期間
7月6日(土)~7月12日(金)

Re: 年間第14主日(C) - duckbill

2019/07/12 (Fri) 23:11:23

第一朗読のイザヤ書を読んで考えたことを分かち合いたいと
思います。
この部分は神の愛が母親のような優しさで描かれていて
特に辛い時にはこれを読むと癒されるな~と思いました。
また、エルサレムというのは教会のシンボルだそうです。
だからこの箇所から
「彼女(エルサレム)の慰めの乳房から飲んで、飽き足り、
豊かな乳房に養われ、喜びを得よ。」
は特に、カトリックであれば教会の秘跡、その上また
キリスト教全体に共通する温かな教会のイメージを
思い浮かべることができます。

さて、最近ツイッターで教会の人間関係で傷つき
教会を代えたり、教会から離れてしまったりという
ことについてちょっと話題があがりました。
何人かの方からは具体的な内容もお聞きしました。
しかし多くの人が程度の差こそあれ人間関係で傷ついた経験が
職場や学校だけでなく、残念なことに教会内でもあります。
これじゃまるで、教会も他のさまざまな組織や共同体と同じみたいです。
じゃ一体教会とはどんなところなんだろう?と考えたくなりますよね。

教会にはいろんな方がいます。
信仰歴も育った背景も、信者になるまでの経緯も、性格も
年齢性別、職業、学歴・・・本当に社会の縮図のような人々の
集まりで、そういう点においては教会も社会と変わりません。
ただわたしたち教会に属する者は統計や分析に基づく
社会の価値感を基準にした枠内で動いているのではなく
キリストから与えられた価値観を基に
具体的に一人ひとりと直に関わっています。
そこでは職業や学歴などもほとんど関係ありません。
だからもしキリスト者としての共通の価値観が根ずいていなければ
争い、軋轢も絶えず、一般社会と何も変わらないでしょう。
あらゆることを比較して妬んだり、権力に固執して何らかの地位
決定権を得たと錯覚したり、競争心を燃やしたり…と
そういう人は往々にして活動的で発言力もあるタイプなので
たとえば教会役員などの役につけば、喧嘩が起きるか、あるいは
周りの人がその人の我儘に耐えるしかないことになります。

一方、教会内はそういう人だけではありません。
すべてが義務的な役割分担に基づいているのではなく、
自発的に良いことを始める人達がいます。
何の見返りも求めず、目立たないことを地道に
誠意を持って行う人がいるのです。
苦しんでいる人のために何らかの犠牲を捧げる人、
病人や孤独な老人の訪問をする人、
誰もが避けたいような仕事、たとえばトイレ掃除を
掃除当番ではなくても必要な時にすすんでする人…など。
人に認められるため、偽善ではなく、真心から動く人達も
います。それは聖霊の働きに心を開く人に共通した
ものだと感じます。

最近教会なのに社会の価値観が教会の価値観より優勢か?と
感じることがあります。たとえ表で教義に基づく立派な理念が
語られても、蓋を開ければ人の交わりの中でそれが生かされてなければ
教会っていったい何??と疑問に思えてきます。
心からの感謝や賛美もなくゾンビみたいにミサや礼拝に参加し、
鬼のように我を通す人が集まっているここは何処?
と言いたくなる気持ち、分かります。

しかしベネディクト16世名誉教皇様が言われたとおり、
教会はキリストのもので、教会を養ってくださるキリストは
確かに生きておられることは事実です。
ですから教会の中では神さまが中に立って私たちの人間関係にも関わり
導いてくださるはずです。

「エルサレムであなたたちは慰めを受ける。
これを見て、あなたたちの心は喜び楽しみ
あなたたちの骨は青草のように育つ。」

このような教会の姿を希望を持って願い求めています。

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