Re: 年間第7主日（C） - わーちゃん

2019/02/23 (Sat) 16:45:39

あなた方は敵を愛しなさい。見返りを求めないで貸しなさい。
今の私にぴったりします🙇

Re: 年間第7主日（C） - duckbill

2019/02/26 (Tue) 22:32:34

先週の分かち合いで、福音書のイエスの言葉を自分に直接語りかけて下さっている言葉として受け取ると書きました。
今週さっそく耳を傾けてみると、なんと、
とてもハードルが高いことばかりでした(;´Д｀)

「敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。
悪口を言う者に祝福を祈り、
あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。」

難しいですが、このように生きることが
神の御心に従うことだと理解はできます。
でも
「あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。
上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。
求める者には、だれにでも与えなさい。
あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。」

虐待の問題や殺人に至りかねない暴力、
犯罪に繋がる問題を考慮して、この箇所を文字通りとるべきではないと考える方は多いです。

そこはさておき、
しばらく黙想していると、すべてにおいて結局、
選択をつきつけられているような気がしてきました。

バカげているようですが、内容を逆にしてみました。
たとえば
「敵を愛するな、あなたがたを憎む者に親切にしてはいけない。
悪口を言う者を呪い、
あなたがたを侮辱する者を呪え。」となります。

このように言いかえてみるとこれは神の言葉ではないと
直観的にすぐわかりますし
これって大体今までの自分が簡単に陥っていた傾向だな～と
苦笑してしまいました。

どれも簡潔に言えば「やられたらやり返す」ルールに従うか、違う道を選ぶかだな…ということになるのかもしれません。
お前の前には二つの道がある、
好きなほうを選べと言われているようです。

やられたらやり返す、
報復すると気分はスカッとすると思いますが、
実はかえって心の奥に重たい何かを埋め込むことになり、
それにずっとつきまとわれ息苦しくなります。
だからと言って神の方法はとても困難に感じます。
その困難を完全にやってのけたのはイエスですから、
イエスの行い、生き方を見ればどのようにすべきかは
ハッキリしているのですが、なかなか自分にはできない、
という苦しさも同時にあります。

そこで自分の弱さを認めざるを得ず、
神の助けなしには成しえないことだと観念しました。
報復したい欲望や無気力が絶えず邪魔をし、
神の道を選択することさえスパッと簡単にできず…
このように苦悶している自分にとって
次の箇所から希望を与えてもらえました。

「いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、
情け深いからである。
あなたがたの父が憐れみ深いように、
あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」


わたしも神の恩を知らず、報復への傾きを持つ悪人です。
それでもこんな私を神は情け深く憐れんで下さる…
神の憐れみは遠くでただ見つめているだけの憐れみではなく、近くで働きかけ助けて下さるものだと思っていますから
自分も神の憐れみを受けているのだから、きっといつか、
天の父のように憐れみ深くなり、
できなかったこともできるようになる日がくる、
という希望・・・です。