こんにちわ!

KINOKOlogy「聖書の分かち合い」へようこそ!


今週の聖書→ココをクリック



KINOKOlogy 〈 聖書の分かち合い〉

453068

年間第20主日(A) - 2017/8/19ー2017/8/25

2017/08/19 (Sat) 07:54:17

こんにちは
ご訪問ありがとうございます。


今週の聖書の中で心に響いたところ
分からなかったところなど
あったでしょうか。
それについて考えたことを
分かちあってみませんか。
どんなことでもけっこうです。
気軽にご参加ください

今週の投稿期間
8月19日(土)~8月25日(金)

Re: 年間第20主日(A) ひるた

2017/08/19 (Sat) 08:19:11


第2朗読 使徒パウロのローマの教会への手紙 より

神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人を憐れむためだったのです。ローマ11・32

パウロはこのような表現を使う。これを分かりやすく言い換えてみよう。次のようになる。
──すべての人は神に従わないで、自らの殻の中に閉じこもった。それゆえ神はすべての人を憐れまれた。──*1

また神ご自身の言葉として言い換えるとこうなるだろう。
──わたしはお前たち皆を不従順の状態に閉じ込めた。それはお前たち皆を憐れむためであった。──*2

この*2こそ神の責任の取り方なのである。本当の所は*1のように責任は人間のがわにあるのに、責任のない方が、*2のように責任をとられる。むろんパウロはそこまで洞察していたはずである。それでこそローマ書11章32節のように言えたのだろう。

これは何かに似ていやしまいか。私が思うのはイエス・キリストの十字架である。罪のない方が、罪深い私たちの罪を負って、亡くなられた。責任のまったくない方が、ご自分で責任をとって亡くなられたのである。

そこのところをパウロはあのような表現の仕方で表した。

神の目から見たら、私たちはみな五十歩百歩である。極悪人から聖人に至るまで芥子粒のようなものだ。選民も異邦人もない。それをパウロは一所懸命に説いている。神はすべての人を憐れまれているということを、必死で説いている。

でも人間の目で見たら、極悪人と聖人とでは天と地ほどの隔たりがある。一視同仁というわけにはいかない。隣人と敵とを峻別する。その辺の事情はイエスも(パウロも)分かっていた。

神は一人子イエスを遣わして、ご自分が犠牲となって、責任をとられた。私たちは和解したはずである。十字架を仰げば分かるはずだ。

Re: 年間第20主日(A) - duckbill

2017/08/25 (Fri) 21:12:48

「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」


「子供達」はユダヤ人のことを喩え、
「犬」はその当時のユダヤ人が外国人に対する
罵倒語として用いていた言葉だそうです。
イエスもユダヤ人の一人として、
この言葉を使っています。
だからこれを聞いたユダヤ人たちは
イエスを仲間として共感できたことでしょう。
しかし、結果として外国人であるこの女に
イエスは恵みをお与えになりました。

この出来事をユダヤ人の視点から見てみました。
はじめは「そうだ、そうだ、その通りだ!」
と思っていたでしょう。でも
イエスの最後の言葉と行いを見てどう感じたでしょうか。
ユダヤ人が蔑視している外国人に対しても
イエスは同じ恵みを与え、しかも信仰まで褒めたのです。
「あれ?どうしてなんだ??」と
ユダヤ人たちは何か裏切られたような、
またイエスの気前の良さ?について行けず
反感を覚えたかもしれません。

ユダヤ人というのは国というより
信仰共同体のようなものなので
現代でも同じようなことが思い浮かびます。たとえば
カトリック教会の中にもカトリック以外の人を差別視する
人達がいます。自分たちだけが救われ、他の人々は
神の恵みと救いを受けられないと考えている人達です。
イエス=神、の恵みは人間の考えをはるかに超越しています。
だから人間の思惑で人を裁くことは
神の裁きより自分の裁きを優先させ
自分を神の立場に置くことになります。


教会はイエスのもので、人のものではありません。
イエスは人間の作った制度や知識ではなく生きている神です。
わたしたちがイエスを作り上げているのではなく
復活したイエスが生きていて、今も教会を導き続けているのです。
形式主義や律法主義に陥り、硬直した頭と心で
真理から外れてしまう時があるかもしれません。しかし、
だれであれ、この女のように必死でイエスを信じ求めれば、
イエスの道、真理、命からは決してはずれないと思います。
なぜなら信仰は自分が創り出すものではなく
神が与えて下さるものだからです。



名前
件名
メッセージ
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.